写真家ソール・ライター

渋谷で開かれたソール・ライター展は、大勢の方が見に行かれたのではないでしょうか。
彼の大胆な構図とこってりとした色合いの写真とはとても波長が合い、見ているだけで心が落ち着きます。
心地がいいとはこのことを言うのかな。

Saul Leiter ソール・ライター

米国ピッツバーグ生まれ。1946年に画家を志してニューヨークへ。
ユージン・スミスらと知り合い、1948年からカラー写真も撮り始める。
早くからMoMAなどに作品が展示され、「ライフ」やファッション誌で活躍した後、1980年代に一線から退く。
2006年にドイツ・シュタイデル社から封印されていた個人的なストリート写真などをまとめた写真集「Early Color」を刊行。
2008年にパリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団で開催された初の個展をはじめ、欧米各地でも展覧会が開かれる。
光と色、後世に独特の個性を発揮したカラー写真の先駆者。

 

写真家ソール・ライターの魅力

彼の写真には独特の表現があり、人が花がモノがという撮り方ではなく全体で1つの表現をしている。
そして日常に潜っている「美」を再認識させてくれた。

神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ。

写真はわざわざ特別な場所で撮らなくてもよい。
日常にたくさんの被写体があるじゃないか、見る角度、方向、画角を考えろ、光を操れ・・・と写真集から声が聞こえてきそう。
ソール・ライターは商業写真以外では、殆ど自宅周辺を撮り続けていました。
朝目覚めると絵を描き、カメラを持って近所のカフェに行く生活がなんとも羨ましい( *´艸`)

重要なのは、どこで見たとか、何を見たかということではなく、どのように見たかということだ。

ソール・ライターの写真は一見、普通のスナップショットに見えるものも多い。
だけどよく見ると、ウィンドウを濡らす雨粒ひとつからも、その観察力がうかがえられる。
木の全体を見るだけではなく葉や枝まで見る、またはその逆が大胆な構図にまで導いてくれるのかもしれない。

この2つの文章には、共感し頓悟した。
私も「説明」ではなく「詩」のような写真を撮ろう。


[ 写真家ソール・ライター ]essay, 2017/07/27 17:51